常田諭史「el puente 〜 スペインの語り部」
感じるナバーラ <訪問記>
Hola!! 常田諭史です。
いつもお伝えしている通り、私はリオハが大好きですが、その隣にあるバスクやナバーラも大好きです!
スペインを旅していると、地域ごとに人の気質や食の味が違っていて、いつも新しい発見があります。
今回訪れたのは、ピレネー山脈のふもとにあるナバーラ。
4年前にもこのコラムで紹介しましたが、先日バイヤーズプログラムに招かれ、改めてナバーラの魅力を肌で感じてきました。
ナバーラは、かつて独立していた小さな王国。サンティアゴ巡礼路の重要な通り道として栄え、その誇りは今も人々の中に生きています。
石畳の町を歩くと、静かな時間の中に歴史の息づかいを感じ、人の優しさや澄んだ空気が心に残りました。
ナバーラの中心・パンプローナにも訪れました。
ヘミングウェイが小説『日はまた昇る』で描いた牛追い祭りの舞台として知られています。情熱と活気にあふれ、街じゅうが生きているように感じました。
彼が通ったという老舗カフェ「Café Iruña」にも立ち寄りました。
高い天井とクラシックな内装、賑わう人々のエネルギーに満ちた空間。
ヘミングウェイを思いながら過ごすその時間は、どこか特別に感じられ
一杯のいつものコルタード(cortado)も、ひときわ美味しく感じました。
さて、やはり外せないのは食とワインの話ですね!
ナバーラは野菜とロサード(ロゼワイン)の産地。
今回あらためて感じたのは、ロサードが“暮らしの中のワイン”として根づいていることでした。

カフェでは年配のカップルが昼からロサードを飲み、夜のバルでもおじさんたちが、自然にロサードの入ったグラスを傾けています。
地元の人たちにとってロサードは、気取らない日常のパートナー。
だからこそ、ナバーラではスペインの他の産地にはみられないぐらい、どこの店にもロサードが並んでいます。
現地では、赤ピーマンやアスパラガス、トマト、ギンディージャ(青唐辛子)など、素材の味を生かしたシンプルな野菜料理が多く見られます。
そんな料理にロサードが本当によく合います。肉料理にも、野菜中心の前菜にも、ほどよい存在感で寄り添ってくれます。
現地では「ロサード」と「ロゼ」は、実は少し違うワインを指すんです。ご存じでしたか?
ロサードは、濃い色合いのロゼワイン。 セニエ法(圧搾をせずに赤ぶどうの果皮を漬け込み、色を移す製法)でつくられます。 他の地域のロゼに比べて色が濃いのが、ナバーラの特徴です。
一方ロゼは、淡いピンク色のプロヴァンススタイルのロゼワインを指します。 こちらは直接圧搾法でつくられ、いま世界的に人気のタイプです。
最近ではナバーラでもこのタイプを造るワイナリーが増え、 多くの生産者が「ロサード」と「ロゼ」を区別して2種類のワインを仕込んでいます。
とはいえ、地元の人たちの好みはやはり昔ながらのロサード。 濃い色で味わいのあるタイプが愛され続けています。 バルで並ぶグラスを見ても、その人気ぶりがよくわかりました。

日本でも、もっと気軽にロサードを楽しんでほしいですね。和食にも合いますし、家庭の食卓にも自然になじむ。迷ったときは“ロサード”で間違いない、そんな気楽な存在です。
ナバーラのリアル、少しでも伝わりましたでしょうか?
いつかスペインを訪れる機会があれば、あまり皆様が選ばないナバーラですが、是非行ってみていただきたい場所の一つです!
そして、日本でナバーラのワインを飲むときには、このコラムを思い出していただけたら嬉しいです笑。

私のインスタグラムでも現地の様子を紹介していますので、ぜひ覗いてみてください。
https://www.instagram.com/satoshi_tsuneda
また、毎週金曜日にあざみ野で行っている「vino y vida」(17:00〜22:00)でも、
常にナバーラの美味しいロサードをご用意しています!vinoy vidaメニューの「チストラとシシトウのピンチョス」とロサードを合わせれば、もう最高です!
▼ オフィシャルLINE
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▼ Instagram
https://instagram.com/sopa_i_vida?igshid=YmMyMTA2M2Y=

大変有難いことに、これまでにも「ロゼワインのおいしさに“ここ“で気がついた」という方が何人もいらっしゃいます。
これからも、スペインの美味しいロサードをもっと多くの人に知ってもらえるよう努めていきたいと思います!
ナバーラのロサードと共に、乾杯しましょう!
Salud!







































