納堂友幸「情熱のアンダルシアワインde乾杯!」
9/3㈰「公式ベネンシアドール試験&シェリー試飲会開催」のお話
スペインバルの店長として約15年勤め、2021年よりアンダルシア州政府公認の「初代アンダルシアワイン・アンバサダー」に就任。ソムリエ、公式ベネンシアドール、日本ワイン検定1級を持つ。スペイン業界の赤い彗星。
¡Hola!情熱シュパニッシュ!西荻窪アピエの納堂です!
今回は、シェリーの親善大使と言われる「ベネンシアドール」について、お話したいと思います!
私もベネンシアドールの一人なのですが、今、シェリー委員会の公式ベネンシアドール試験に合格した方の数は日本全国で、約200名程です(ちなみに、日本ソムリエ協会が行うソムリエ試験の合格者数は、現在約4万人です)。
では、ベネンシアドールとは、具体的に何なのかと言いますと、シェリーをつくるワイナリーで、樽から「ベネンシア」という弾力性のある1m程の長い柄の先に円筒形のカップが付いた道具を使って、シェリーの入った樽の上部にある穴からシェリーを汲み取り、それを高い位置からグラスに注いで試飲し、シェリーの品質を見極める人のことを言います。
シェリーは樽の中では、空気から遮断された状態にあるので、ベネンシアという道具を使い、樽の中からシェリーを汲んで、高い位置からグラスに注ぐことによってシェリーを空気と触れさせ、香りも味わいも開かせることにより品質を適正に判断できるようになります。
ちなみに、このベネンシアという道具ですが、昔は、柄の部分にクジラのヒゲを使いその先に銀製のカップを付けていたそうです。現在は、グラスファイバー製の柄の先にステンレス製のカップに代わっております。
ベネンシアドールは、シェリーの親善大使と先に書きましたが、ワイナリーの中だけでなく、お祭りやバルやレストランでも、シェリーを振る舞う時にも活躍致します。
私は、2015年に公式ベネンシアドール試験に合格できましたが、実は合格するまでに3年かかりました。(ソムリエ試験は一発合格でしたが、、、)公式ベネンシアドール試験は、本当にメチャメチャ難しい試験なんです!(^^;)
ベネンシアドール試験は、知識とテイスティングの勉強も重要ですが、一番苦労したのはやはりベネンシアールする技術の習得でした。3年間、はぼ毎日、お店の前や家のベランダやお風呂や近所の公園で練習したのは、今となっては、良い思い出です。(^^)
その公式ベネンシアドール試験が、来月9/3(日)に4年ぶりに行われます!
そして、同日の18:00から四谷駅近くにある「主婦プラザエフ」にて、2023年の最優秀ベネンシアドールを決める公開決勝試験&シェリー試飲会が開催されます!もちろん一般の方もご参加可能です!ここでは、いろんなシェリーが4000円(前売り券3500円)で試飲できて、さらにベネンシアドール達の技も見れるという年に一度のシェリーイベントなので、ぜひぜひ、ベネンシアドール達を応援しにご参加頂ければと思います!(私は、残念ながら仕事なので行けません!(> <) 詳細は、こちらをご覧ください→インフォメーション -SHERRY | シェリー 〜へレスのワイン〜 (sherry-japan.com)
それでは、今宵もアンダルシアワインで乾杯!Salud~!☆▽\(^o^)
スペインバルの店長として約15年勤め、2021年よりアンダルシア州政府公認の「初代アンダルシアワイン・アンバサダー」に就任。ソムリエ、公式ベネンシアドール、日本ワイン検定1級を持つ。スペイン業界の赤い彗星。