スペインの祝祭は、晩秋の代々木公園の風物詩

岩瀬大二「酒で旅するスペイン」
スペインの祝祭は、晩秋の代々木公園の風物詩

酒旅ライター、ワインナビゲーター、ＭＣ。専門誌、WEBマガジンをはじめ酒と旅をテーマとした執筆多数。ワイン学校「アカデミー・デュ・ヴァン」講師。日本最大級のスペインフェス「フィエスタ・デ・エスパーニャ」2020年実行委員長。

お待たせ！年に1度のお楽しみ。日本最大級のスペインイベント『フィエスタ・デ・エスパーニャ』（以下フィエスタ）、2025年の本年も開催です！

今年は11月15日（土）、16日（日）の2日間、場所はいつもの東京・代々木公園イベント広場です。

12年を数える当イベントは、すっかり晩秋の代々木公園の風物詩。⽇本スペイン交流400周年にあたる2013年に初開催し、毎回10万⼈以上が来場します。筆者の岩瀬も第2回からMC・DJとして参加。2020年から23年までは、実行委員長を務め、安心安全かつスペインの熱気と文化が存分に楽しめるイベントを目指し、特に私の得意分野であるスペインの美食、美酒をさらに充実させることに注力してきました。

今年も、会場内にはスペイン料理店やフードトラックが⼤集結。定番のパエリア、熱々のアヒージョをはじめ、多種多様なスペイン料理が楽しめます。実行委員会によれば、今年はこれまで以上にスペイン料理を充実させるとのこと。フィエスタの名物、＜エル・トラゴン＞栗原シェフのチームによる『大鍋パエリア』はもちろん、一昨年から加わった日本生ハム協会さんによる卓越の生ハムをはじめ、日本ではなかなか味わえないスペインの本格グルメが一堂に会する予定です。

スイーツ系では子供たちの大人気のチュロスや行列必至、毎回完売となる当コラムでレシピを紹介している加瀬まなみさんのバスクチーズケーキもお楽しみ。野外フェスとしてこれだけ揃うってなかなかない。期待してください。

美酒ではスペインのワインやスパークリングワイン＜カバ＞、ビールもずらりと並び、美味しい料理と一緒に陽気なひとときを楽しめます。例年、華やかに公園、そしてステージを飾ってくれるシェリー、べネンシアチームも登場します。昼から乾杯できるのもフィエスタならではの楽しみ方。昼どころか、僕らＭＣチームは、朝から乾杯してますけど（笑）。

その美酒・美食がより美味しく楽しくなるのが、多彩なステージプログラム。昨年から私の後を継いでくれた4代目実行委員長は、スペイン舞踊が得意分野。ということで昨年はパフォーマンスステージを大幅にパワーアップし、来場された多くの方にご好評いただきました。今年はさらに情熱とライブ感を増し、朝から晩まで会場中がフラメンコのリズムで熱く盛り上がるスペシャルプログラムを展開するとのこと。プロのダンサーによる本格フラメンコだけでなく、観客も一緒に踊れる体験型の企画も満載。「リズムに乗って、手拍子を打って、一緒に「オレ！」と叫べば、誰もがフィエスタの主役になれます。踊る準備をして、ぜひご参加ください」と、力強いメッセージを発信しています。メインステージでは音楽やスペインの歌劇なども目白押し。メインステージだけではなく、みなさんのすぐ間近で展開されるナイトステージでのフラメンコやポップ音楽のライブ、我々ＭＣ・ＤＪチームの盛り上げも存分に楽しんでください。

そのほか世界最高峰のサッカーリーグとの評価も高い「ラ・リーガ」のファンの集いなど文化面でのイベントやブースも展開されます。私はフィールドステージという会場真ん中のスペースで朝から飲みながらいろいろなステージを紹介したり、ワインの話をしたり、来場者や出演者とともに大いに楽しむ予定です。

みなさんぜひ、おなかをすかして、一緒に踊る準備もして、ご来場ください。とにかく良いお天気で！（これだけ長くやっていて雨で大変なことに…は数日という奇跡的なイベントでもあります）

詳しいブース、プログラムはこちら

https://spainfes.com/