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Something Special ~おいしいのその先に~

常田論史「el puente 〜 スペインの語り部」
感じるカスティーリャ・イ・レオン

感じるカスティーリャ・イ・レオン
常田論史

常田論史

TOMATE代表 SpanishWineExclusivesワインの輸入販売、スペインワイン講師。グランジャポン セールスマネージャー。

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¡Hola! 常田諭史です。スペインの温かい人々と、多様な食文化、そして各地で飲まれるワインの美味しさに惚れ、スペインワイン一筋。その中でも特に愛するロゼワインについて、産地のバックグラウンドとともに語ります。
今回ご紹介するのは、イベリア半島の中央部に広がるメセタ台地の西側にあるカスティーリャ・イ・レオン地方。北部のブルゴスを中心とする広大で荒涼とした大地が続く地域です。気候は大陸性。夏は高温で冬は極寒。1日を通しても昼夜の寒暖差が激しいことが特徴。それがワインに好影響を及ぼし、スペイン屈指の銘醸地域です。

行ったことがない方にはなかなかイメージが湧かないかも知れませんので、少しこの地方についてご紹介します。州都はバジャドリッド。セゴビア、アビラ、ブルゴスなどには中世の城塞都市が多く、古城や大聖堂、ルネサンス期の建築物が数多く点在します。セゴビアにはディズニー映画の「白雪姫」のモデルになったアルカサルがあります。マッシュルームのセゴビア風はよく耳にするスペインの代表的料理ですね。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の道も通っており、世界遺産も多く存在します。サラマンカの旧市街も世界遺産の一つですが、そこにはスペイン最古の大学があります。私も何日か旧市街に滞在したことがあり、とても美しい街でスペインの中でも特に好きな場所の一つです。実は、いつか将来サラマンカ大学に留学する夢もいだいてます。

食文化は厳しい風土の中で生活するため、体を温める料理が多く見られます。肉を塊のままオーブンで焼き上げるロースト料理。豆類の生産が盛んな地域で、カスティーリャ・イ・レオンだけでも20種類以上の豆類が栽培されています。ひよこ豆、インゲン豆、レンズ豆などを使った煮込み(cocido)が最高。にんにくスープ(sopa castilla)も人気の料理です。穀物畑が広がるこの地は「パンの大地」と評され、パンの生産でも有名です。おいしい生ハムの産地でもあり、レオン〜アストゥーリアスの名物で少し珍しい牛肉の生ハム(Cecina)もおすすめです。山が多くて森林が豊かな地域でもあるので、木の実やきのこが有名でもあります。川もありマスが美味しく、他にもチーズ、お菓子と美味しいものは全てある、生活するには胃袋が二つあっても足りない地域です笑

このような食事をベースとして暮らす人々が求めるような味に造られてきたワインは、やはり飲み応えのあるしっかりタイプが中心です。赤ワインはこの地のテンプラニーリョで造られることが多く、濃厚で良質。とても美味しいのです。特に有名な産地はリベラ・デル・ドゥエロ。ベガシシリアやペスケラが特に知られてますが、他にも名だたる素晴らしいボデガが国道沿いにたくさんあり、ワイン街道の様になっています。スペインワイン好きには堪らない場所ですね!他にもトロ、シガレス、ルエダ(※白ワイン)といった銘産地があります。

しっかりした赤ワインが作られる産地では、大抵ロゼワインも多く生産され消費される傾向があります。その理由は、一般的に重めの赤ワインは出来たばかりは渋めで飲み辛く、長い時間熟成させることにより丸みを帯び美味しく飲みやすくなります。それに比べて、ロゼワインは製造されて早くから飲みごろになり、若くともスムーズで美味しいからです。日常的に気軽に飲むには、ロゼは程よい飲みごたえと飲みやすさから最適です。

前述したロースト料理がやはりこの地らしく魅力的です。丸ごとオーブンで調理して豪快にいただく仔豚(Cochinillo)や仔羊(Lechazo)は必ず食べるべきです。組み合わせとしてはその地のおいしい赤ワインが一番に選ばれます。しかしそこを敢えてロゼで合わせることによって、重たすぎずたくさんいただけるのです!現地でもこの様に飲むのが好きな方も多い様です。
ぴったりのお勧めロゼワインは、ピカロ・デル・アギラ・クラレテ2016。カスティーリャ・イ・レオンでも最上級のロゼワインで、有機認定の白葡萄と赤葡萄を混醸して造られます。20ヶ月もの長期樽熟成を経て、清澄やフィルタリングもせず瓶詰めます。複雑さや深みが秀逸で、こんなにおいしいロゼがあったのだと驚く味わいです。

日本でカスティーリャ・イ・レオンのロゼワインと楽しむ料理は、ラムチョップ、ソーセージ、旬のきのこソテー、野菜のお料理にはベーコンなど入れてと、現地をイメージしながら作ってみてください。
これからの寒くなる時期には、ややしっかり目のロゼとこんなお食事を試してみてはいかがでしょうか?
グランジャポンキッチンレシピ(anchoa酒井涼シェフ考案/鶏もも肉のオリーブトマトソース):

現地カスティーリャ・イ・レオン地方を感じていただけたでしょうか?
このコラムを参考にして、お家でロゼワインをお楽しみくださいませ!
それでは次回もお楽しみに〜 
¡Hasta la proxima!

SWEが制作した「ワインで繋がる」日本とスペインのスペシャル映像をシェアさせていただきます!これを見るとさらにスペインワインが飲みたくなることでしょう!コラムライターの金子ソムリエと野堀シェフと登場してますよ:

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TOMATE代表 SpanishWineExclusivesワインの輸入販売、スペインワイン講師。グランジャポン セールスマネージャー。

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