シェリーって…何？（後編）

納堂友幸「情熱のアンダルシアワインde乾杯！」
シェリーって…何？（後編）

スペインバルの店長として約15年勤め、2021年よりアンダルシア州政府公認の「初代アンダルシアワイン・アンバサダー」に就任。ソムリエ、公式ベネンシアドール、日本ワイン検定１級を持つ。スペイン業界の赤い彗星。

こんにちは！アンダルシアワイン・アンバサダーの納堂友幸です！
まだまだ日本では馴染みの少ないアンダルシアワインを、楽しく！分かりやすく！情熱的に？ご紹介しております！

さて、前回アンダルシアワインの絶対的エース「シェリー」の『シェリーって…何？』の前編をお届けしましたが、今回はその後編。まだまだ日本では馴染みがなく、いろいろと誤解されやすいお酒のシェリーちゃんですが、『百聞は一飲にしかず』ということで、初めての方におすすめの３タイプのシェリーを楽しみ方も含めご紹介していきます！是非一度、実際に飲んで頂く際のご参考にしてい頂ければと思います！

Manzanilla（マンサニーリャ）

★特徴：シェリーのタイプの中で一番、ライトでスッキリ、爽やかな辛口！フレッシュな白ワインに近い味わい。

★楽しみ方：冷蔵庫でキンキンに冷やして、とりあえずの一杯目からでも良いですし、炭酸飲料と割って『レブヒート』というカクテルにして、昼間から飲んでもOK！抜栓１週間以内に飲むのがおすすめ。

★合わせる料理：産地が海に近いこともあり、魚介系のつまみとの相性が抜群！特に、普通の白ワインでは難しい生魚のマリネやカルパッチョ、あと、サバの塩焼きやアジフライ、エビの天ぷら(塩)とも楽しめます！

Oloroso（オロロソ）

★特徴：シェリーの中では、一番、色も香りも味わいも濃くて、深みのあるヘビーな辛口タイプ。紹興酒やウイスキーにも似たニュアンスもあり。

★楽しみ方：常温よりも少し冷やしめの温度帯が良いです。ご家庭だと冷蔵庫の野菜室が良いと思います。抜栓ご1ヵ月以内に飲むのがおすすめ。

★合わせる料理：夏に食べたくなるスパイシー系料理が抜群に合います！カレーはもちろん、スパイシーチキンや麻婆豆腐や担々麺。あとは、味噌、醤油系とも相性がいいので、ブリの照り焼き、豚角煮、豚の味噌漬け焼き等にも合いますよ！

Moscatel（モスカテル）

★特徴：甘口タイプ。モスカテルとは、マスカットのこと。天日干して干しぶどう化したマスカットを使って作られる。レモンティのような香りが特に女性に人気。

★楽しみ方：常温よりもできれば冷蔵庫の野菜室が良いと思います。冷やし過ぎると甘さは感じにくくなりますが、せっかくの複雑な香りや余韻が弱くなってしまうので。

★合わせる料理：甘口なので、料理というよりもデザートとして、抹茶アイスにかけるのがおすすめです！あとは、食前酒的に、モスカテル１:：２オレンジジュースの割合で混ぜて飲むのもおすすめです！

そんなわけで、紹介しました3タイプのシェリーが楽しめるお得なシェリー３本セットをグランジャポンさんのサイトでも、ご購入すること出来ます！(^^)
用意いたしましたシェリーは、アンダルシア南西部の海沿いの街サンルーカル・デ・バラメーダにある『バロン社』が造る『ミカエラシリーズ』です！
こちらのシェリーは、先ず、ラベルがとてもポップでキレイで、味わいの方もバランスの良い優しい飲み口が魅力です！まだシェリーを一度も、飲まれたことの無い方に、シェリー入門編として特にオススメです！和食との相性もバツグンに良いので、ご家庭の料理と共に気軽にお楽しみ頂ければと思います！