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Something Special ~おいしいのその先に~

栗原靖武「パエリアシェフのスペイン料理いろいろ」
ガスパチョマンチェゴ

ガスパチョマンチェゴ
栗原靖武

栗原靖武

薪火で炊くパエリア専門店「エルトラゴン」オーナー、本場スペインバレンシアスタイルのパエリアを日本に広める伝道師。日本パエリア協会事務局長。

  • El Tragón(エルトラゴン) Facebookページ
  • @eltragon.tranomon:Instagram
  • 薪火パエリア専門店 EL TRAGON 新橋店

Hola!エルトラゴンの栗原です。
梅雨明けしたのかと思うくらいの天気が続いていますね。夏は好きなのですが湿度が高いのが苦手な私は北海道に逃げたい気持ちです。

今日ご紹介するのはガスパチョマンチェゴ。
おっ、夏にぴったりの爽やかなトマトのスープね、と思った方にはごめんなさい。同じガスパチョでもこの料理は熱々の煮込み料理なんです。

ラ・マンチャ地方やバレンシアなどで冬に食べられる料理です。
ただ、私がここ最近食べたくて仕方ない料理なので季節外れですがご紹介させて下さい。
この料理に使うのは鶏肉やうさぎ肉、野菜など、そして必ず入れるのはトルタという薄いピザ生地のようなもの。

今回はトルタが手に入らないので手作りで作りました。
小麦粉に塩を少し加え水を入れて練ります。30分ほどしたら生地が馴染んでくるので綿棒で伸ばしてオーブンがフライパンで色が付くまで焼きます。
こんな感じ。

生地が冷めたら手でちぎります。

これでトルタの完成。

次に鍋で鶏肉をしっかりきつね色に焼いたところにニンニクや玉ねぎ、パプリカ、トマト、お好みでキノコなどを加え、水とサフラン、塩やローズマリーなどのハーブを加えてスープを作ります。

その後スープが出来たところにトルタを入れてクタクタになるまでしばらく煮込みます。
完成がこちら

どうです?熱そうでしょう(笑)
これを冷えたチャコリと一緒に食べたら最高なんです。

どんな味や食感なのかというと、味はバレンシアパエリアのような肉の出汁が凝縮した味。食感で近いのは青森のせんべい汁です。具材から出た出汁をしっかり吸った上に小麦粉から出たとろみで全体をまろやかに仕上げてくれます。お粥のような平打ちパスタのような、でも焼いた生地の独特な食感であり…これは他に無い食感なんです。

ぜひ、興味があれば作ってみてください。
屋外でみんなで作るのも楽しいかもしれませんね。
ではまた〜adiós!

薪火パエリア専門店「エルトラゴン」店舗情報

薪火パエリア専門店「エルトラゴン」
住所 東京都港区西新橋2-13-8 広瀬ビル1階
アクセス 日比谷線虎ノ門ヒルズ駅 徒歩5分
銀座線虎ノ門駅 徒歩5分
三田線内幸町駅 徒歩5分
山手線新橋駅 徒歩8分
URL https://eltragon.owst.jp/

栗原靖武

栗原靖武

薪火で炊くパエリア専門店「エルトラゴン」オーナー、本場スペインバレンシアスタイルのパエリアを日本に広める伝道師。日本パエリア協会事務局長。

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