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Something Special ~おいしいのその先に~

金子シュウイチ「no spanish wine no life」
築地パエリア誕生秘話

築地パエリア誕生秘話
金子シュウイチ

金子シュウイチ

都内でスペイン料理店を展開するSoLグループ株式会社ソルインターナショナルの統括マネージャー/統括ソムリエ。イベント企画やセミナー講師などを通じ、スペインワインの普及に尽力。スペインのクラフトワインとスポーツを愛してやまない。

  • marisqueria SoL | 六本木のスパニッシュバル

こんにちは。
マリスケリアソルの金子です。弊社は2004年に人形町にスペイン料理店からスタートし、都内に今まで4店舗のスペイン料理店を営んできました。
今年で、17年目となりますが、僕自身も初期より会社のチームに加わり長くスペイン料理と向き合ってきました。ソムリエという肩書きに関係なく、スペインワインにはどっぷりとはまり、特にフィロソフィーに共感出来る作り手を追い続けながら、自店の料理とワインの構成だけでなく、イベントや雑誌の企画、セミナー講師など長年色々と携わらせて頂いておりますが、このコラムでは趣味やライフスタイルなど、『様々なシュチュエーションにスペインワイン!!』をテーマに日々の楽しみ方と少しマニアックなスペインワインのお話をコラムに書かせて頂きたいと思っています。今回は別のお話しですがw

というのも現在コロナ禍になり、『楽しく食べてワインを楽しむ!』という外食でのあり方が変わり、今までのお酒との付き合い方の変化を目の当たりしてきました。
とにかく家で過ごす時間が増えましたよね。
この機会に料理に目覚めた人も少なくないと思います。
でもお客様からは、
『やっぱりプロに作ってもらった料理を食べたい!』
『毎日料理をしていても週末ぐらいは!』
『コンビニやスーパーのつまみに高級ワインだとなんだか…』
など色々な声を良く耳にしました。
様々なお店が試行錯誤しコロナに立ち向かっています。
外食産業ばかりがメディアにより注目を浴びていますが、飲食に携わっているパートナー企業は助成金もなく、さらに厳しい企業も沢山あります。

そんな中弊社の姉妹店の一つに築地に店を構える『ソルセビージャ』というお店があります。
2008年にオープンしたこのお店は長く築地市場と共にお店を営んできました。
私が勤務するmarisqueria SoLマリスケリアソルというお店はスペイン語でmarisqueria = 魚介専門店という意味を持ち、日本全国の新鮮な魚介類がコンセプトにしたスペイン魚介専門料理店です。
勿論こちらの店舗も築地市場(現在は豊洲市場)とは長くお付き合いさせていただいています。

オリンピックの開催が東京に決まり、数年前築地市場が豊洲に移転して早数年…。

コロナの影響もあり残された築地場外市場は、観光客も減り、昔とは大きく様変わりしてしまいました。築地店は数年前から始まった『築地はしご酒』というイベントに開催時から参加させて頂き、場外の皆様ともずっと仲良くさせて頂いております。長くお世話になった築地に何か恩返しができないかと考え、築地場外市場で選りすぐったマグロホホ肉、ウニ、エビ、海苔などの海鮮をふんだんに盛り込み当店のオリジナル料理として完成したのが

『築地パエリア』なのです。

コロナ禍の中で色々な方の思いが詰まって完成したパエリアなのです。

勿論店舗では伝統的なパエリアやメロッソやカルドソなどのお米料理を提供していますが、
この築地パエリアは言わば『打倒コロナパエリア』なんですw
ご自宅のフライパン一つで簡単に調理できるよう試行錯誤いたしました。

パエリアは本場スペインでもそうですが、一人で食べる料理ではありません。
みんなで楽しく食べる料理です。これから梅雨が明け暖かくなる時期に屋外や特別なイベント、これからはじまるオリンピック観戦などで楽しみながら味わって頂けたらと思っています。

今回は弊社のオンラインショップで扱っている商品をグランジャポン限定でセットにしました。
是非楽しんで頂けたらと思っています。

そんな日本生まれの『築地パエリア』におススメのワインは、
スペインに魅了されたある日本人女性がいます。
彼女の名は『Yurie Sakai』
日本人女性初の醸造家としてカタルーニャで自然派ワインを手掛けています。

彼女のワインは極少量生産ですが、カバの産地で有名なペネデスという土地でアンセルトラル(古代製法)を用いノンフィルターのナチュナルなスパークリングワインを手掛けています。自然と海に囲まれた茅ヶ崎生まれの彼女らしい元気でチャーミングなワインです。
彼女がスペインの固有品種パレリャーダというブドウで造る
『蝉時雨 アンセルトラル 』
梅雨明けを伝えるかの如く、蝉が一斉に鳴き始め、まるで時雨が降ってきたような大音量で蝉の声が聞こえたとき、夏の訪れを伝えるとされる季語が名前になったワインです。

これからの季節と日本とスペインをオマージュしたマリアージュです。
是非機会があったら飲んで頂きたい一本です。

もう一つはSWEでもご購入可能な
Añadas CVC (emb enero)
リオハで造られるビウラ100%の白ワインです。
なんといっても珍しいのは11年間のヴィンテージを少量ずつ混ぜてつくられるシェリーのソレラシステムを施して作られたこちらのワインです。温度管理によってフレッシュなニュアンスから熟成したパワフルな要素まで楽しめる珍しい一本です。マグロ、甲殻類、貝、ウニ、海苔など味わい異なる様々な食材を使った築地パエリアにはまさにこのワイン以外ないでしょうw

それではHasta luego.

金子シュウイチ

金子シュウイチ

都内でスペイン料理店を展開するSoLグループ株式会社ソルインターナショナルの統括マネージャー/統括ソムリエ。イベント企画やセミナー講師などを通じ、スペインワインの普及に尽力。スペインのクラフトワインとスポーツを愛してやまない。

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