野堀貴則「いつの季節もロゼワイン日和」
サルモレホの季節
「estación エスタシオン」オーナーシェフ。神楽坂の人気スパニッシュ「エルプルポ」を経て2015年にモダンスパニッシュとロゼワインをコンセプトに「エスタシオン」をOpen。数年前から年に一回、スペイン地方の郷土料理を学ぶ旅を続けている。特にガリシアが好き。ソムリエの資格も所持し、ワインにも精通。
こんにちは!
神楽坂エスタシオンの野堀たろです。
今回は、スペイン南部コルドバ発祥の冷製スープ「サルモレホ」をご紹介したいと思います。
サルモレホと並んでアンダルシアで有名なスープがもう一つあります。
それは、みなさんご存知ガスパチョです!
ではサルモレホとガスパチョの違いは何なのかザックリと紹介していきましょう。
サルモレホ
材料はトマト、ニンニク、パン、オリーブオイル、ビネガー、塩のみ。
具はゆで卵と生ハムが定番。
ガスパチョ
材料はトマト、玉ねぎ、きゅうり、ピーマン、パン、オリーブオイル、ビネガー、塩。
具は刻んだ野菜。
この様にサルモレホはトマトとパンのみのシンプルな料理ですね。
ガスパチョは野菜たっぷりスープですが、サルモレホはしっかりしたクリーム状の濃厚なスープになります。
エスタシオンでも毎年暑くなってくるとよくお出しするサルモレホ、今年の仕立てはオイルは少し控えめ仕上げ、トッピングは生ハムではなく富山の白海老、ゆで卵、フレッシュチーズとライトなサルモレホになってます。
ポイントは真っ赤な美味しいトマトを使う事。
これだけ!
そして、サルモレホに合わせるワインはもちろんロゼワインが最高です。
よく冷やしたミディアムなロゼワインと是非合わせてみてください。
家でもミキサーがあれば簡単に作れます。
今年の夏はみんなでサルモレホですね!
「estación エスタシオン」オーナーシェフ。神楽坂の人気スパニッシュ「エルプルポ」を経て2015年にモダンスパニッシュとロゼワインをコンセプトに「エスタシオン」をOpen。数年前から年に一回、スペイン地方の郷土料理を学ぶ旅を続けている。特にガリシアが好き。ソムリエの資格も所持し、ワインにも精通。