新倉孝之輔「自分探し料理人のスペイン紀行」
地中海観光の玄関口・南スペイン「マラガ」のお話
みなさま、こんばんわ! 今回は、地中海沿岸のリゾート地である、コスタ・デル・ソルの中心地「マラガ」でのお話しをさせて頂きたいと思います。
アンダルシア地方の観光の拠点として、アルハンブラ宮殿があるグラナダやコルドバ・セビージャなど主要都市へのアクセスも良く、海辺でゆっくりもでき、時間の流れがゆったりと楽しめるオススメの都市です。
私が初めてスペインの地に降り立った感慨深い場所でもあります。天才画家「パブロ・ピカソ」の生誕地としても有名でイスラム統治時代に建てられた砦であるヒブラルファロ城とアルカサバは、高台になっており、マラガの港やマラゲータ闘牛場が見渡せるハガキにもなる絶景スポットです。もちろん、私も持っています(笑)。
街の中心地セントロの起点は、南国ムード満点のヤシの木などが立ち並ぶ、アラメダ・プリンシパル通りを目指します。セントロには、市場あるのですが、スペインの市場で最初に驚いたのがスイカ(sandia)! スペインのスイカは、楕円形なんです!!
神奈川県で育った私は、三浦のスイカ(丸型)をスイカと思って育ったので大きさにもびっくりしたのを覚えていますね。
デザートつながりですと「チリモジャ」というフルーツがあるのですが、これも変わってるなーと驚きました。
緑色のアルマジロ?みたいな外観なんですが、甘くてねっとりした果肉が楽しめます。機会があったらぜひ試して頂きたいですね。
街中のお店ですと、マラガ最古のバル? たぶんですが… Antigua Casa de Guardia では、簡単なタパスとお酒がいただけるのですが、注文を木製のカウンターに直接チョークで書いて管理しているのを見てカッコイイと単純に思いました。日本では、ちょっと考えられない光景でした。
マラガには、「マラガ ドゥルセ」と言う特産品の甘口ワインがあり、このワインを専門に飲ませてくれる「El Pimpi」というお店は、多くの有名人(俳優・サッカー選手)が来店している有名店です。タパスは、マラガの伝統的な物が多く、バラカオ(塩ダラ)にオレンジを合わせたり非常に勉強になりましたし、洞窟のような造りの店内で、ワイン樽が積んであったり雰囲気も良いと思います。
スペインのバルと言うとたくさんの人でにぎわっているお店が良いお店(美味しい)の指標になるのですが、まさにそんな地元の人に大人気のバル「Bar Orellana」は、凄かったです。細い路地にお店があるのですが、店内にもギッシリと人、お店の外にも人だかり(笑)。通路は、通れない状態ですね。スペイン人は優しいので外国人の私が入ろうとすると場所を譲ってくれたりしてなんとか注文する感じです。これが本場のスペインバルかと感動しました。南部の人は、穏やかで優しい人が多く、温かい気持ちになり勝手に第二の故郷と思っています。
最近では、現代的な料理を出すお店も増えてきて、「Palocortado」や「Kaleja」など気になるお店もたくさんあるので早く訪問できる日が来るといいなと思います。
マラガのカテドラル(大聖堂)も見所の1つでゴシック・バロック・ルネサンスなど様々な建築様式が混在していて、夜のライトアップされた姿は、壮観です。街灯の光も独特なやわらかい光でステキで癒されますし、ギターやバイオリンを路上で演奏していたり、ヨーロッパっていいなと思わせてくれた「マラガ」は、良い所だと思います。みなさんにもぜひ体感して頂きたいですね♪
次回も南スペインのお話しをさせて頂けたらと思います。次回もお楽しみに♪
南スペイン料理とデリ「エルチリンギート el chiringuito」店舗情報
住所 | 〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町12-1 ガーデンテラス市谷八幡1F |
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アクセス | JR市ヶ谷駅より徒歩3分 東京メトロ有楽町線・南北線 市ヶ谷駅 7番出口徒歩1分 |
URL | https://www.facebook.com/elchiringuito.japan/ |