スペイン出張パート3

こんにちは、MASAです。


スペインへ出張中、オリーブオイルの工場を見学することができました。
オリーブ(実)の収穫が既に終わっていたので、工場は稼働していませんでしたが、
まだオリーブの香りが工場全体に漂っていて爽やかでした。
前回はオリーブオイルの種類に関してお話しましたが、今回はオリーブ(実)の種類についてお話したいと思います。 一番代表的なのが、PICUAL(ピクアル)です。世界の2割以上のオリーブ畑がピクアルでスペインの中では半分を占めています。アンダルシア自治州(特にハエン)で多く、今回の商談会で紹介されたオリーブオイルはほぼ全てピクアルでした。ピクアルの特徴はオイルの生産性が高く、成分も長い間安定したまま保たれる(約二年)というところにあります。他にも、オレイン酸やポリフェノールの量が高く、一番健康的です。悪い点があるとすれば、若干辛いことです。しかし、辛さはオリーブオイルの良質な特徴の一つでありスペイン人は悪い点であるととらえてはいないそうです。
二番目に、カタルーニャ地方(バルセロナ)で有名なARBEQUINA(アルベキーナ)です。こちらもオイル生産性が高く、どの種類よりも香がフレッシュ(トマトやアーモンドの香り)で辛くないことが特徴です。しかし、他の種類よりも早くその香りを失うので、輸出には向いていないそうです。
三番目がHOJIBLANCA(オヒブランカ)でアンダルシア自治州の二割以下のオリーブ畑を占めています。オイル生産性や安定性も低いが、豊富な香りと濃い緑色が特徴です。他にも種類はたくさんありますが、オリーブオイルの原産地名認定を得ているオリーブの多くはこの3種類です。

既に、オリーブオイルはエキストラバージンで当たり前となってきていますが、エキストラバージンであるから全部同じではないです。例えば、売れ残った香りのないオリーブオイルにピクアルを混ぜて、安定性を増し、オヒブランカで緑色にし、その後、アルベキーナを混ぜて香りをつけるというやり方でいまでも多くのオリーブオイルが売られています。もちろん、エキストラバージンのオイルを使っているのでエキストラバージンですが、今シーズンでフレッシュな100%ピクアル種のエキストラバージンとは比べ物になりません。さらに収穫された時期によって品質が大きく変わります。10月の終わりから11月の初めに採った実からは最高品質のオリーブが得られますが、そのかわり、この時期はまだ実は完全に熟しておらず、オイルの生産性は半分以下になってしまいす。


この商談会で10月収穫されたピクアル100%エキストラバージンを試飲することができました。実がまだ青い内に収穫されたことから、色は濃い緑で香りはオリーブオイルよりも搾りたてのトマトジュースのような香りでした。味も濃厚でオリーブオイルとは信じがたいものでした。



この事実を知ってから、私はいつもスーパーでオリーブオイルを分析する癖がついてしまいました。いつ、どこで収穫され、どの種類(一つの種類か、混ぜてあるものか)を気にし始めてしまいました (笑。


次回オリーブオイルをお買い求めになる際には、どこの、そしてどのオリーブから搾ったオリーブオイルなのか調べてみてはいかがですか?


 


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